インプラント
インプラント

 

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imp2_img01インプラント治療は歯が無くなった部位の顎の骨の中にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に固定式の冠をいれたり、アタッチメントといわれる装置を取り付け、入れ歯を外れにくくする治療法です。

 

当院が考えるインプラント治療のメリットは、

入れ歯やブリッジといわれる周りの歯を犠牲にし、負担をかける治療と異なり、ご自分の歯の寿命を伸ばすことが出来ること。

入れ歯より圧倒的に良く噛めること。

であると考えています。

 

2005年の時点で、歯科大学・歯学部でインプラントを骨の中に埋め込むという実習(トレーニング)を行っているところは殆んどありません。
インプラント治療の技術指導・教育を歯科大である程度の時間受講し歯科医師になる人は少ない状態です。

場合によっては、たった1日の研修会に出た後、患者様にインプラント治療を行うことがありえるということです。

 

私は大学病院の歯周病科・インプラント科に所属し1998年頃からインプラント治療に携わってきましたが、残念な結果になっている患者様が他の診療室から転院されてくることが時々ありました。

しかしながら自分や医局内の先生方のインプラント治療で、残念な結果になったケースはまず見たことはありません。

Dr.Xという番組で米倉京子さんが演じる主人公が「私失敗しませんから!」という有名なシーンがあります。その裏で彼女は非常に念入りな準備を事前に行っているというシーンがあります。

インプラントも同じで、事前の検査、診断、治療計画をしっかり行えば高い成功率の治療法なのです。

 

外科処置にはリスクがつきものです、インプラント治療もそうです。
世界的なデータでは90~98%と非常に高い成功率を収めている治療法ですが、100%ではありません。

(物事に100%の成功はありえませんが・・・。)

 

ごくまれに

「友人がインプラント治療を行ったが、経過が思わしくないので自分は行いたくない」

という方がいらっしゃいます、逆に

「知人がインプラント治療を行い、非常に調子が良いので自分も行ってほしい」

という方もいらっしゃいます。

 

他人の経過が○○だった、ということは1つの判断材料にはなり得るのかもしれませんが、我々専門家にとってこれらは治療を選択する参考には全くなりません。

100人の患者さんがいれば、100人ともお口の中の状態や健康状態は異なるからです。

 

どれだけの症例数を経験しているのか、どのくらい研鑽を積んでいるのか、術者の技術、院内の設備、これらは非常に大切な要因だと考えています。
2017年時点で大学病院勤務時代から、16年間、平均すると年間40-70本程のインプラント治療を患者様に行ってきています。

 

私は何が何でもインプラントが良いとは思っていません。

患者さんの口の中の状態、希望、年齢、経済状態等も考え治療を提案するべきだと考えています。
私の所属していた、日本大学付属歯科病院歯周病科では、一定数以上の歯周外科手術を経験し、かつ教授が担当医の技術知識を確認・許可後、はじめてインプラント手術を行うという決まりでした。

 

2017年現在、歯学部を卒業し21年目ですので30年経過した症例はまだありません。
また、すべての患者様に確認がとれたわけではありませんが、インプラントの上のかぶせ物が欠けたケースが20ケース前後(かぶせ物の修理で対応)、骨とくっつかなかったケースが6ケース。

インプラント周りが歯周病のような状態になったケースが15本、そのうち撤去したケースが3本です。

 

現在のインプラント治療は診査・診断・治療計画をしっかり立て、然るべき知識と技術と設備を持つ歯科医師が、治療のルール、原則を守れば、かなり高い成功率をほこります。

 

被せものが入れば治療自体は終了しますが、歯科医院とのおつきあいは終わりではありません。

インプラント自体が悪くなることはまずありませんが、インプラント周囲の歯肉や骨が歯周病の様な状態になることが報告されています。

 

インプラントの骨の中に入る部分はネジ切りがされており、さらにその表面は骨との結合を促すためにザラザラに荒く処理されています。

この部分に細菌が侵入してしまうと、除菌することは簡単なことではありません。

 

したがって骨の外側にある歯茎だけに感染を起こした時点で早期発見し、然るべき処置を取る必要があります。(歯茎だけの炎症であれば元の健康な状態に戻すことができます)

ご自分の歯と同様、患者さんの普段からの手入れと歯科医院での定期的なメンテナンスが良い状態を長く維持することに繫がります。

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日本のインプラント治療をリードしている、
日本歯周病学会・日本インプラント学会・日本学咬合学会、長崎大学インプラント科に所属し、
最新の情報を得ると共に学会発表等も行っています。

発表内容はこちらで

 

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最新のコンピュータソフトを用いた診査・診断~処置
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従来のパノラマレントゲン画像 2次元の平面画像のみ CT画像 立体で把握
CT撮影のデータを基にインプラント手術用ソフトで患者様の顎の骨を再現します。 コンピューター上で細かく分析を行い、インプラントを埋め込むシュミレーションを行いますので、より安全で確実なインプラント治療を患者様に提供することが出来ます。
より安全・確実に ~インプラント治療支援システム「Landmark System™」
さらに当院ではインプラント手術支援システムの日本トップシェアであるアイキャット社のLandmark SystemTMを採用。撮影したCTデータをコンピューターで解析することにより、一歩進んだ安心・安全な手術を実現しています。 ※Landmark SystemTMとは? 大阪大学歯学部での研究成果を元に設立された株式会社アイキャット(iCAT)が開発した、診断から手術までをトータルにサポートする、最先端のインプラント治療支援システムです。

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診査・診断
より詳しい診断のために歯型を取り、ステントと呼ばれる装置を作製した後CT撮影を行います。安全で正確な治療を行うため必要不可欠な検査となります。
そこからさらに最新のインプラント手術用シミュレーションソフトで診断を行い治療法を立案します。

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CTデータをインプラント手術のシュミレーションソフトに読み込み
コンピュータ上でインプラントを埋め込み、より詳しく治療計画を立てます

 

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患者さんの顎の骨を3Dプリンターで作成します シュミレーションデータを元にサージカルガイド
(インプラントを埋入する際に用いる道具)を作成します

 

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模型とシュミレーションデータを重ね合せ
サージガイドを作成することもできます
このガイドを手術中に用いることでシュミレーション
通りにインプラントを埋入することが可能になります

 

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口の中にサージガイドを装着しインプラントを埋入します シュミレーションした位置にインプラントが正確に埋入されています この様なステップを踏むことで機能も見た目も優れたインプラント治療が可能になります

 

内科的な病気、飲み薬、喫煙などの習慣は治療に影響を及ぼします。
糖尿病はインプラントの成功率を下げることがあります、他にも血圧や骨密度等のお体の状態が治療に影響を及ぼすことがあります。

喫煙は治療の成功率を下げます。

適切な範囲内にコントロールがされて入れば治療は可能です。

禁煙のアドバイスや医科への紹介も行っています。

 

人間ドック等で血液検査等を定期的に行っていない方には内科での検査を、

金属アレルギーのある方は皮ふ科でのアレルギー検査をお願いしています。

 

処置内容の説明
CTデータを基に治療方法、治療の流れの説明を行います。

 

インプラント埋入処置

インプラント埋入処置は通常は1~2時間で終了し、そのままご帰宅できます。

 

複雑で時間がかかるケース、血圧が不安定な方は歯科麻酔専門医が全身管理を行い、静脈内鎮静法を用いて無痛治療を行います。痛みを殆ど感じないない状態でより安全に処置を行えます。

 

消毒、治癒期間
処置部位の消毒を行います。
インプラントと顎骨がつくまでの間に残りの歯の治療を行っていきます。

骨の条件が良ければ下顎で約2ヶ月、上顎で約3ヶ月でインプラントと骨は結合します。

結合後に型取りを行い仮歯や最終的な冠を入れていきます。

 

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医療が発達し専門性が高まるほど、治療は高度化・複雑化していきます。
テレビ等でご覧になった事もあるかもしれませんが、より安全で確実に高度な治療を行うため、多くの人間が外科処置にはたずさわります。

 

インプラント治療も同じと澤本歯科医院では考えています。
インプラント治療は体の中に人工臓器を埋め込む処置です。細菌が体の中に入り込まないために様々な準備が必要です。
専用手術室の完備、清潔域(消毒・滅菌ゾーン)を介助する第1介助、それ以外を担当する第2介助。
複雑で時間がかかる手術の際には、歯科麻酔の専門医が来院します。

インプラントを埋入する医師1人ではなく、チーム医療を行うことで、より安全・確実に治療を行うことが出来ます。

インプラントが骨と結合した後は、その上にかぶせ物や入れ歯を作成していきます。
この部分には歯科技工士の技術が大きく関わります。
県内外の歯科技工士が患者様のお口に合わせ、オーダーメイドで精度の高いかぶせ物を作成します。

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滅菌された布で様々な部分を覆います 第1介助、第2介助 歯科麻酔専門医による全身管理